「いりびと」と読む。
2015年3月10日 第1版第1刷発行
発行所
PHP研究所
著者 1962年東京都生まれ。
篁菜穂は篁画廊長男で専務の一輝の妻で実家は裕福な不動産業で財をなし有吉美術館を運営しており、美術館の副館長をしている。菜穂は妊娠し、震災による
福島原発の
放射能の影響を生まれてくる子供に影響が及ぶことを避けるため東京を離れ京都に避難してきた。
菜穂はふらっと訪れた京都の老舗の画廊で一枚の絵に心が奪われる。その絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家樹(たずる)。菜穂と樹の数奇な運命が二人を引きつけたのだ。二人は異夫姉妹。
美術界に造詣が深い著者だからこそ描くことができた小説。