著者 1976年
大阪府生まれ
初出
週刊文春11年6月23日号~13年5月30日号
まず最初この本を手に取った時、驚いたのは本の厚さ、辞書である。この厚さだと上下2巻又は3巻ぐらいで発行されるだろうという厚さである。全746ページ。内容はとても面白く一気に読めてしまった。
天下が豊臣から徳川の世に変わるさなか、忍者の活躍場所もなくなってきた。忍者もリストラされていくなかで、
伊賀忍者の若手育成道場?柘植屋敷が突然の火災によって大多数が死んでしまった。焼け落ちた柘植屋敷の忍びの生き残り、
風太郎、百市、蝉左右衛門、黒弓、
常世五人が
大阪城の攻防に巻き込まれ数奇な運命をたどるという物語。