「暗黒女子」 秋吉理香子
著者 09年「雪の花」でデビュー
聖母女子高等学院で学長の娘でもあり、一番美しく一番カリスマ性のある「白石いつみ」が死んだ。
いつみが死んだ数日後、いつみが主宰していた文学サークルの定例会が開催された。定例会は闇鍋をおこないながら、「いつみの死」をテーマに部員自作小説を朗読する形式で行われた。
部員各位の小説は、それぞれ犯人を特定するもので各人まちまちの犯人説となっていた。
いつみが死んだ数日後、いつみが主宰していた文学サークルの定例会が開催された。定例会は闇鍋をおこないながら、「いつみの死」をテーマに部員自作小説を朗読する形式で行われた。
部員各位の小説は、それぞれ犯人を特定するもので各人まちまちの犯人説となっていた。
最後の朗読は死んだはずのいつみの作品を副部長が代読する。その朗読は、あっという驚きの顛末が書かれていた。朗読を聞いた文芸部員は皆顔面蒼白になり会場から逃げようとするが、扉は外から固く締めきられている。