「明治・妖モダン」 畠中恵
著者 名古屋育ち。
江戸が東京になって10年、銀座の煉瓦街に牛鍋の百木屋がある。主の名は百木賢一で妹のみなもと商いをしている。
煉瓦街の隅には、この街に似つかわしくない木造の銀座巡査派出所がある。そこには原田巡査、滝巡査が勤務している。立派な煉瓦街を一つ裏に廻れば木造と土蔵が建っている街並みである。裏通りには三味線の師匠お高が住んでいる。銀座の街もアーク灯がつき明るくなって妖も消えたかと思われたが、彼らはみんな妖たちである。
明治になった東京、銀座で険呑な事件が起きる。
煉瓦街の隅には、この街に似つかわしくない木造の銀座巡査派出所がある。そこには原田巡査、滝巡査が勤務している。立派な煉瓦街を一つ裏に廻れば木造と土蔵が建っている街並みである。裏通りには三味線の師匠お高が住んでいる。銀座の街もアーク灯がつき明るくなって妖も消えたかと思われたが、彼らはみんな妖たちである。
明治になった東京、銀座で険呑な事件が起きる。
牛鍋屋の妹、第1話では「みなも」であるが第2話以降妹の名が「みずは」になってしまっている。