「七色の毒」中山七里

平成25年7月30日 初版発行
角川書店 発行所

著者 1961年、岐阜県生まれ。




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初出(小説野生時代
1、赤い水  12年7月号
2、黒い鳩  12年12月号
3、白い原稿 13年2月号
4、青い魚  13年3月号
5、緑園の主 13年4月号
6、黄色いリボン 13年5月号
7、紫の献花   書き下ろし

 警視庁、犬養隼人刑事が、「色」にまつわる事件を解決する7編の連作短編集。
 とにかく、あっと驚きのどんでん返しの真相があらわになる。この推理小説は、本当に面白かった。

  中央高速高井戸インターチェンジ付近の防護柵に、可児市の高速バス会社「名濃バス」が多治見から新宿に向かって走っていたところ運転手の居眠りが原因で激突事故が起こってしまった。事故で唯一無くなった多々良は毎週末この新宿便の同じ席に座っていた。警視庁捜査一課の犬飼隼人は、事故に不審を抱いた。運転手の小平、バスの運行係の高瀬と多々良には過去に起ったある環境汚染訴訟の事実が明らかになった。