半沢直樹が主人公の最新小説「銀翼のイカロス」 池井戸潤

著者 1963年、岐阜県加茂郡八百津町生まれ。
   「下町ロケット」で直木賞受賞。


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半沢直樹が主人公の金融機関を舞台に描いた池井戸潤氏の「ロスジェネの逆襲」に続く小説である「銀翼のイカロス」は週刊ダイヤモンド2013年5月18日号から新連載されている。現在店頭に並んでいるのが9月28日号。
 半沢直樹の現在のポジションは東京中央銀行の営業第二課の次長である。国策航空会社であった帝国航空の経営危機が物語の中心で旧東京第一銀行時代からの政界との癒着、闇資金などが絡んでくる。
 帝国航空への融資については東京中央銀行では旧東京第一銀行の紀田常務、曾根崎審査次長が行ってきたが、審査部では解決できないと判断した頭取が担当を営業部二課次長半沢を指名し解決にあたらせることにするところから物語は始まる。
 例のごとく債権放棄をめぐる国交省との攻防、再建策を巡って政府系金融機関開発投資銀行との攻防、紀田常務一派との攻防等がこれまでの物語として進んできた。
 いよいよ、今号から黒崎調査官のお出ましとなってきたところで次号につづく。