「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」 宮部みゆき

2013年6月30日 第1刷発行
文藝春秋

著者 1960年、東京生まれ。99年「理由」で第120回直木賞受賞。

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 川崎の旅籠「丸千」の娘ちかは許嫁の突然の死で落ち込んでいた。悲しみを忘れるのに離れたところで暮らすため、叔父伊兵衛の営む江戸神田三島にある袋物屋「三島屋」で行儀見習いとして奉公している。叔父の薦めにより江戸中のふしぎな話を聞くことになった。瓦版にも紹介されちかがふしぎ話を聞いてくれるということが評判になり。一人胸の奥にしまっていた者たちがちかのところにやってくる。
 ふしぎな話六編から構成されている。

魂取りの池
くりから御殿
泣き童子
小雪舞う日の怪談語り
まぐる笛
節季顔