「ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷」 宮部みゆき

2012年10月10日 発行
著者 宮部みゆき
 1960年東京生まれ
 89年「魔術はささやく」で日本サスペンス大賞。92年「龍は眠る」で日本推理作家協会賞。93年「火車」で山本周五郎賞。99年「理由」で直木賞。その他各賞受賞。

発行所 新潮社



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 城東第3中学校でクリスマスイブに起きた生徒の転落死。警察は自殺として処理したが、3通の告発状が学校関係者に届いた。それは事故ではなく殺人だという。そのうち1通はテレビ局に届き大きな騒ぎになった。
 
 城東第3中学校の生徒たちは自分たちで真実を求めようということで裁判をおこなうことになる。
 この第3部はこの学校内裁判の8月15日からの5日間の状況を描いたものだ。
 裁判の評決は感動ものです。よくぞ描いていただけました。

第1部、第2部、そしてこの第3部もいずれの部も700ページを超える超長編であるが、三部とも一気に読めた。それだけ素晴らしい作品であった。
 全篇読破するには時間がかかるが決して読者を裏切らない良い作品でした。