「初陣 隠蔽捜査3.5」  今野 敏

2010年5月20日 発行
(株)新潮社

初出 掲載は全て「小説新潮
 指揮 平成21年5月号
 初陣 平成21年11月号
 休暇 平成18年6月号
 懲戒 平成19年10月号
 病欠 平成20年1月号
 冤罪 平成20年5月号
 試練 平成20年7月号
 静観 平成22年5月号

隠蔽シリーズ第4冊目
「隠蔽捜査」「果断 隠蔽捜査2」「疑心 隠蔽捜査4」
隠蔽捜査シリーズは現在5弾まである





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警視庁刑事部長 伊丹俊太郎と大森署署長 竜崎伸也は同期のキャリアであり小学校で々クラスメートでもある幼馴染。竜崎は訳あって警察庁総務課長から降格して署長になっている。(隠蔽捜査シリーズ2 果断)
 伊丹と竜崎のものの考え方は正反対。竜崎は原理原則をどんな時でも貫く。伊丹は苦境になった時
竜崎の意見を聞き助けられる。伊丹の考え方は普通のサラリーマン的心情であり、それに対して竜崎は原理原則でことにあたる。竜崎みたいにことにあたるべきだしあたることができたらと思ってしまう読者が多いのではないか。

 試練については、え、名にこの終わり方美人キャリア畠山美奈子と竜崎との話が突然飛んでしまって
終わってしまう。この編だけキツネにつままれたみたいな終わり方でした。この続きがいつか続編で読めることを楽しみに待ちます。