「王国」 中村文則

2011年10月20日 初版印刷
2011年10月30日 初版発行



著者 中村文則
 1977年愛知県生まれ
2002年「銃」で新潮新人賞を受賞してデビュー
2004年「遮光」で野間文芸新人賞
2005年「土の中の子供」で芥川賞
2010年「掏摸」(スリ)で大江健三郎賞

初出 「文藝」2011年夏号

著者は本書のあとがきで「掏摸」の兄妹編として書き下ろしたので
是非、「掏摸」も読んで欲しいと書き記している。


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美しき犯罪者ユリカは社会的要人の弱みを人工的に作ることを業としている。ユリカはそのことは自分が選んだことと思っていた。しかし、そのように仕向けられた大きな力が働いていたことを知ることになる。