沈黙の森 馳 星周

「沈黙の森」
著者 馳 星周
1965年北海道生まれ

第1刷 2009年10月31日
発行所 徳間書店
初出 「問題小説」2008年1月号~2009年6月号

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田口健二は、かって(20年前)新宿歌舞伎町で「5人殺しの健」と名を馳せたが、
今は軽井沢で別荘の管理人として静かに暮らしていた。
 ほのかな恋心を抱いている女性カメラマンと離山(1,256m)山頂で会うのが楽しみな日々を
すごしていた。
 そんな田口のもとに達也という若者が訪ねてきたことから事件に巻き込まれることとなる。
 事件とは・・・
 ヤクザの資金を横取りしたと思われる人物が軽井沢の別荘に隠れ行方をくらましているという。その金を取り戻そうと、また横取りしようと争奪合戦が繰り広げられようとしいているのである。
 
 女性カメラマンは田口を仲間に引き込もうとしようとするヤクザに田口の女ということで輪姦されてしまう。
 否応なく、田口は事件に巻き込まれ昔関係のあったヤクザと戦うことになる。そこに絡んでくる地元警察の安田刑事。

 505ページにもおよぶ長編小説であるが、一気に読んでしまった。
 馳さんの作品は初めて読ませていただいたが別の作品も読みたくなってしまった。