夫の火遊び 藤堂志津子

「夫の火遊び」藤堂志津子　集英社　０７年１１月初版

この小説は「桜ハウス」の続編である。
第１編　夫の火遊び
第２編　あのひとの娘
第３編　すてきなお嫁さん
第４編　私たちの彼
ということで、「桜ハウス」で登場した女４人の
「桜ハウス」から１年後の４人のそれぞれの生活を克明に描いている。

第１編夫の火遊びは真咲
真咲は元夫と時々食事をすることになった。ここで真咲が離婚した夫の
真相を知ることになる。話し合って別れたのだが
本当は性の不一致だと言うことを

第２編はあの人の娘
「桜ハウス」に一時同居していた６３歳の女４人のアイドル九鬼
の娘が現れる。

第３編　すてきなお嫁さん
綾音が３７歳。突然幼馴染の２歳年下の銀平と結婚をする。彼女の結婚は銀平の
家族からは大歓迎されるが、なぜか母は気に入らない。
綾音には薔薇色の１年が過ぎるが
異母兄弟２人の義兄たちとの関係が知られていることが判明したり、夫には結婚していない妻がいたり父の養女にしている子どもがいることなどがわかり、家を出ることになった。

第４編　私たちの彼
蝶子がデパ地下で黒滝連冶と知り合って、その恋の顛末が語られている。