桜ハウス 藤堂志津子

イメージ 1

桜ハウス 藤堂志津子
06年9月30日 第1刷発行 集英社
89年「熟れゆく夏」で直木賞
1949年北海道生まれ

蝶子は市役所勤めの独身。36歳のとき伯母が亡くなり遺言で2階建ての古い1軒家を相続する
ことになった。

当時付き合っていた男の発案で、2階を間貸しすることになった。
間貸しするさいは、面接をして3人を選んだ。
遠望子(ともこ)31歳、綾音26歳、真咲21歳
共同生活が始まり、この家の呼び名は間借り人が自然に「桜ハウス」と呼ぶようになった。

共同生活をはじめて10年後。桜ハウスには大家の蝶子と綾音が住んでいる。
他の2人は事情があって出ていった。7年ぶりに4人が桜ハウスに集まることになった。

かって1つの屋根の下で暮らした女性たちの、心理と人生模様を描いた作品。
30~40代独身女性の迷い悩み、友情を描いている。