「沈黙のパレード」 東野圭吾

2018年10月10日 第1刷発行
発行所 文藝春秋
著者 1958年大阪府生まれ。


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この小説はガリレオシリーズ20周年版らしい。重版で37万部も売れているらしい。ガリレオシリーズということで主役はもちろん天才物理学者湯川学。
 複雑怪奇な事件を物理学者湯川学教授が持ち前の科学知識で事件解決に導くというもので08年直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」が最も有名な作品である。この作品はテレビドラマ化や映画化されているのでご存知の方も多い。

 今回の物語は警察が犯人として逮捕した容疑者は殺人の取り調べに沈黙することで容疑不十分として2度も釈放されてしまうことから被害者の関係者たちが警察や司法の無力感を感じて事件の真実を知ろうとし、又あわよくば復讐ができないかと動き出す。そして容疑者は死亡する。事件の真実は二転三転そして四転五転とする。最終頁まで事件の結末がわからない。東野圭吾の作品らしい。

 著者な長いこと「沈黙」を守り6年ぶりの新シリーズである。東野圭吾フアンとしては待ちに待った作品が素晴らしい作品で満足満足。