「月光のスティグマ」 中山七里
著者曰く恋愛ミステリー小説を発行元から依頼され3日間の構想期間をえてかきあげたとのこと。
主人公は神戸に住む八重樫麻衣と優衣の一卵性双生児の美少女姉妹と淳平。三人は隣どおしの幼馴染。子どもの時近くの林の中に三人で遊びに行った時三人は変人に襲われ麻衣と優衣の頬に傷(スティグマ)をつけられてしまった。淳平は二人に将来ずっと守ってやると約束した。1995年1月16日神戸は大震災に襲われ二つの家族で生き残ったのは淳平と優衣だったが結衣は親戚に引き取られて名古屋へと。二人は離ればなれとなってしまった。
二人が再会したのは東京で。淳平は東京地検の特捜に勤める検事。政治家が震災孤児への援助をしているNPOをトンネルにして政治資金を蓄財しているのではないかと調査してしようと当該ボランティア団体(NPO)に訪問すると、優衣は政治家の秘書になっていた。
ボランティア団体は東日本大震災も起きたことにより更に団体の資金も増やすことに、更に中東での戦争孤児への援助も活動として拡大していった。