2014年2月15日第1刷発行
発行所
講談社
著者 1970年
大分県生まれ
本書は2015年第150回
芥川賞受賞作
表題作のほか「ウミガメの夜」「お見舞い」「悪の花」の4作を収録
著者の故郷を物語の舞台にしている作家は結構いるがこの著者も同様物語の舞台としている。
九年前さなえは町の
教育委員会に臨時職員として働いていた。そのとき町の
教育委員会にいたAETの計画で町民を対象にした国際交流カナダ研修に町の女性たちとともに参加した。
しばらくして、さなえはカナダ人と国際結婚してやがて3年目に希敏(けびん)を産んだ。1年後さなえは捨てられ離婚してふるさと大分の田舎に帰ってきた。九年経った今母の思い、カナダに同行した女性たちの思い。
この作品☆