「極卵」 仙川環

2014年9月2日初版第1刷発行
発行所 小学館
1500円

著者 1968年東京都生まれ。




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関東近郊の自然食品の店で販売した平場で育てた鶏からとれた「極卵」を食べた人が50人ほど食中毒になりそのうち10人ほどがなくなった。卵からはボツリヌス菌が採取された。
 農場の環境や出荷直前に検査した親鳥には問題がなく奇妙な事件であった。フリー記者瀬島が調べていくうちに次々と明らかになっていく事件の裏側。遺伝子組み換え鶏に異論を持っていた若い研究者が阻止したいと願った行為が突然変異によっておこされた事件。
 安心安全な食べ物とは・・・著者が作品を通して訴えかけている。