2011年5月
文芸春秋
著者 1951年10月9日千葉県生まれ
主人公、長嶺亨は大学院を出て東京の電子機器メーカーに勤務していたが父親の交通事故死で4年前に父親が経営していた奥
秩父の山小屋を引き継いだ。父親の大学時代のワンゲルの後輩だと名乗って「ゴロ」さんが、父親から息子を助けてやってほしいと頼まれたといってやってきて、小屋開設中の期間手伝ってくれている。
小屋の近くで自殺騒動を起こした「美由紀」も亨やゴロさんに励まされ生きる力を得、小屋のスタッフの一員となる。
奥
秩父甲武信ヶ岳、
国師岳間にあると設定された梓小屋という架空の山小屋をめぐる人間模様を描いた連作6編。