「ランチのアッコちゃん」 柚木麻子

2013年4月21日　第1刷発行
発行所　（株）双葉社
著者　1981年東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。

初出　「小説推理」
　

　東京麹町界隈の出版社「雲と木社」の営業部長黒川敦子45歳独身。がっちりした身長175cm、おかっぱ頭で某大物歌手を髣髴させるので、アッコという渾名が付いた。澤田三智子はアッコの営業部に勤める派遣の営業補佐。三智子は昼食を節約するため毎日弁当を持参していた。
　ある朝三智子はアッコに呼ばれ弁当を譲ってくれと頼まれる、その代わりにランチ代とメモをもらいアッコちゃんの行きつけのランチのお店に行くことになる。ランチは毎日、曜日ごとに行きつけのお店が違った。そこで三智子はアッコの知らないいろんな面を見ることになる。金曜日は屋上で社長とで前のお寿司を頂くことも。

　と舎監で普通に借りる本は初版第1刷がほとんどであるのに、なんと発行日が1カ月後の5月20日で第5刷であった。1月の間に重版が5回。これはすごいのか？
確かに、私がよく行く「三省堂」にはかなり長く平積みされている。