「夢を売る男」  百田尚樹

2013年2月26日 初版第1刷発行
発行所  (株)太田出版

著者 1956年大阪生まれ。
 著者は一作ごとに全く異なるジャンルの作品を発表する異色作家。


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 出版業界は読者数の減少により特に文芸作品の出版は厳しい時代に突入している。しかし、本を出したいと言う人は増加している。敏腕編集者牛河原勘治が働く丸栄社はそんな人に出版という夢を与えている。ジョイントプレス方式という。それは本を出したいと言う人から金を取って出版する方式である、自費出版と違うのは出版社が責任を持って全国の書店に配本する点である。その点において著者から感謝されているし、著者に満足も与えている。
 
 百田尚樹は自分も登場させながら、この本の持つ「ブラックコメディ」を描いている。