「盗まれた顔」 羽田圭介

2012年10月25日 第1刷発行
発行所 (株)幻冬舎
著者 1985年東京生まれ

2003年「黒冷水」で第40回文藝賞を受賞してデビュー。本書は書き下ろし。


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 警視庁捜査共助課の白戸は指名手配犯の顔を脳に焼きつけ、繁華街を彷徨し「手配犯」を見つけ逮捕する「見当たり捜査」を専門としている。この本のテーマ「顔だけで見つけて捕える」を小説にして描いている。

 本書を読んである警察OBの人に、本件の警察でもこんな担当部署があるかと尋ねたら、そんな部署はないが有る部署では毎朝手配犯の写真を確認するということです。専門に辻立ちは大繁華街が存在する都市以外ではこんな捜査は効果がないみたいですね。