「謎解きはディナーのあとで 3」 東川篤哉

2012年12月17日 初版第1刷発行
発行所 小学館
著者 1968年広島県生まれ
 本シリーズ第1作目「謎解きはディナーのあとで」で第8回本屋大賞を受賞。

イメージ 1




 スピードは出るが壊れやすいのが欠点である自動車メーカー風祭モータースの御曹司とコングロマリッド「宝生グループ」のお嬢様宝生麗子は共に警視庁国立署の刑事で上司と部下である。国立署管内では毎月のように難事件が発生するが二人の活躍により事件は解決する。
 しかしその実態は宝生麗子お嬢様の執事景山に負うところが大きい。執事景山は難事件が大好物で何かと事件に突っ込んでくる。

 この三人が物語の主役でやり取りが軽快で面白く、推理小説としては、とても奥深いとは言えるものではないが、こうして第三作まで発行されてきたのも納得してしまう。

しかし、しかし風祭警部が警視庁本庁に異動してしまう。この三人は離ればなれに、シリーズはどうなるのであろうか?はたして4作目は出るのであろうか。これがシリーズ最終作として終えるのであろうか。

 きっと、4作目が出ると思うが麗子お嬢様も本庁に行くのか。風祭警部の異動が取りやめになるのであろうか。しばらく楽しみに待とう。