2012-12-30 「火口のふたり」 白石一文 読み物 #読書 2012年11月20日 初版印刷 2012年11月30日 初版発行 発行所 河出書房新社 初出「文藝」2012年秋季号 著者 福岡県生まれ 2010年「ほかならぬ人々へ」で直木賞を受賞。 カバー写真 大橋仁「そこに すわろうとおもう」(赤々舎刊) 表紙カバーがエロスを感じさせる。41歳と36歳のいとこ同士の愛を描いている。表紙ほどのエロスはない。「火口」とは富士山の火口のこと。物語も終盤を迎えると突然に「富士山噴火」に入って行く。ここへの展開が突然すぎて戸惑ってしまう。