「玉村警部補の災難」 海堂 尊

2012年2月24日第1刷発行
宝島社
著者 海堂尊 1961年千葉県生まれ
デビュー作「チーム・バチスタの栄光」で第4回「このミステリーがすごい」大賞を受賞。
著者は現職の医学博士。で著書はメディカル系推理小説が主である。

別冊宝島「このミステリーがすごい」に著者が寄稿した4作の短編集。
 「チーム・バチスタの栄光」などで脇役で登場する桜宮市の桜宮警察署の玉宮警部補と検察庁から出向の上司加納警視正の活躍を描いている。また、東海地方の東城大医学部田口医師も登場する。

1、東京都二十三区内外殺人事件
2、青空迷宮
3、4兆7千億分の1の憂鬱
4、エナメルの証言

3と4が著者の得意とするメディカル系の本領が発揮され面白い。

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