「人生教習所」 垣根涼介

2011年9月30日 初版発行
中央公論社
著者 垣根涼介 1966年長崎県生まれ

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到達するのに、まる1日かかる日本、東京都品川区
そこで行われる「人間再生セミナー」
全日程が受講できた受講生が希望するならば就職先も責任を持って
紹介するという。
主催団体のNPOの事務局長は元経団連会長。
協力団体に名を連ねているのはそうそうとしたところ。


何千倍と言う応募者の中から
受講できることとなった28人
たった3日の講義終了で中間試験で振り落とされた多数。
選ばれた11人。
Bグループ
リーダーは元ヤクザの柏木真一38歳
メンバーは
東大生で引きこもりの浅川太郎19歳
フリーライターで人付き合いが苦手な森川由香29歳
定年退職したコロンビアに住んでいて帰国してセミナーに参加した竹崎64歳

受講者は、それぞれの動機でこのセミナーに
参加している。

12日間のセミナーを通してセミナー受講生の心の変化を
物語にしている。

何故、物語の舞台を小笠原にしたのか
その必然性はあったのか。
著者の長期にわたる取材によって
このセミナーはここ小笠原が舞台としてふさわしかったのだと
選ばれたのでしょう。

読者にとって「人生」をあらためて考えさせられる
とっておきの一押しの一冊です。
是非、皆さんお読みください。