「怪物」 福田和代

2011年6月10日 第1刷発行
集英社

著者 福田和代
 1967年神戸市生まれ 神戸大学工学部卒業後システムエンジニア
初出
 小説「すばる」2010年5月号から12月号
 単行本化にあたり大幅に加筆、訂正がなされた。

イメージ 1









定年間近の刑事、香西は3か月前に時効になった幼女誘拐殺害事件が心残りであった。
家裁は「死の匂い」を感じる特殊能力があり、これまで事件解決に生かしてきた。

香西は別件の失踪者事件を捜査中の訪れたごみ処理施設で「匂い」を嗅いだ。
ごみ処理施設は大都会の高層ビル地下に設置され高い圧力による水で
処理するという最新施設。
牛でも跡形なく溶かし、DNA細胞さえ破壊するという装置である。



福田和代さんの小説は今回初めて読まさせていただきました。
この「怪物」は本当に面白い。
きっと、映画化またはテレビドラマ化されると思いました。