塩の街   有川 浩

2007年6月30日 初版発行
発行所  株式会社 アスキー・メディアワークス
著者 有川 浩
この作品で 第10回電撃小説大賞を受賞


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この作品を読む機会を得たのは
有川 浩氏の最新作「ストリート・セラー」を読んで
このちょっと変わった経歴の作家の受賞作を
読みたくなったからである。
 図書館の新規購入本欄をのぞいたら、たまたま置いてあったので手に取ることになりました。

著者はライトノベル作家、文庫本の表紙は漫画的
普通は手にする本ではありませんが、「ストーリー・セラー」を
読んだ後には、ライトノベルへの色眼鏡的発想は消え失せていました。

結論は大変面白い。
SF恋愛小説とでもいいましょうか。
400ページを超える作品ですが、わくわく感があり
読者の気持ちをとらえて離しません。

自衛隊3部作の1作品だと著者はあとがきで述べています。
航空自衛隊「空の中」、海上自衛隊「海の底」
この作品は陸自編だということです。

あとがきでは、文庫本を単行本化する際かなり推敲された経緯がかかれており
興味深いものです。