佳人の奇遇 島田雅彦

「佳人の奇遇」著者は島田雅彦
この人の本を読むのは初めてだ。
図書館の新刊案内を見て借りることをしたのがきっかけだ。
ちなみに2007年10月22日が第1刷発行だ。
発行は講談社。著者は1961年東京生まれで東京外語大ロシア語卒らしい。

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ある日のコンサートホール(サントリーホール)に集う人々の恋や人間模様を描いた作品である。
オペラ「ドン・ジョパンニ」の展開と様々に絡まり合い交じり合う人々の様子が滑稽ながら
それぞれが真剣そのものであり、コンサートの一夜に懸ける思いの強さに引き込まれてしまう。
読み出しは読みにくく感じたが、だんだん引き込まれていった1冊。