「背中の蜘蛛」誉田哲也

2019年10月20日 第1刷発行

発行所  双葉社

著者  1969年東京都生まれ

 

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犯罪捜査に今や防犯カメラは当たり前に利用されている。日常的に犯罪捜査に今やだれも抵抗がない、たとえプライバシーが侵されようと、それよりも犯罪抑止へのメリットが多少のプライバシーのデメリットよりも我々はそちらの方を選んでいる。

 より犯罪の事前防止をしようと警視庁では事務分掌、組織図にも書かれていない部署が存在する。その部署は常にネットワークの中で犯罪につながるような事象を見逃さない様にしている。

 そこに関わる警察官の葛藤が事件を犯すというこれからの国民のプライバシーとどう向き合うべきか問題提起した作品である。