「地球星人」村田紗耶香

2018年8月30日 発行
発行所  新潮社
著者 1979年千葉県生まれ
16年¥「コンビニ人間」で芥川賞を受賞


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 地球では、若い女は恋愛をしてセックスをするべきで、恋ができない人間は、恋に近い行為をやらされるシステムなっている。地球人が繁殖するための仕組みを作り上げたのであろう。

 少女の奈月は小学生の時塾の教師にセクシャルハラスメントを受けたことから、セックスに独特の観念を持つ。自分は地球人ではなくポハピピンポポピア星人だと思い込む。セックスを強制され地球人を生産される人間工場にされてしまうという危機感を持つ。
  
 最終章の部分は気持ちの悪い表現で終わる。



 少子化の時代になって人間繁殖のため、テレビドラマでは「結婚相手は抽選で」とか言った強制的に結婚させ子供を増やそうとする物語ができるという時代になった。