「空飛ぶタイヤ(新版)」池井戸潤

2018年4月25日初版第1刷発行
発行所 実業之日本社
著者 岐阜県八百津町下町ロケット」で直木賞受賞。


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 三菱自動車リコール隠しを再三に行ってついには他自動車メーカーの傘下に下った実話をモデルとしている。零細運送会社のトレーラートラックが運行中突然タイヤがはずれ運悪く子ずれの主婦に直撃し女性が無くなってしまう。事故は整備不良としてかたずけられようとしたが、運送会社の社長赤松はそんなことは絶対にないと疑問を持ち、当該自動車メーカーのトラックが同様の事故を起こしていることを突き止め、車の欠陥ではないかと考えるに至った。そこから零細運輸会社が巨大会社を相手取って戦いを仕掛けるが自動車会社と同じ財閥系の銀行からの金融いじめが始まり赤松は窮地に追い込まれる。

 739ページに及ぶ長編大作であるが赤松社長の応援団になって、どんどん読み進む。