「仮面の君に告ぐ」横関大

2017年12月12日第1刷発行
発行所 講談社
著者 1975年静岡県生まれ。

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涌井和沙は気が付くと病院のベッドにいた。戸惑ううちに「森さん、目が覚めたんですね」と看護師から声を掛けられる。鏡を覗いたら和沙は驚愕する。そこに写っていたのは赤の他人、森千鶴だった。

 森千鶴は歩道橋の階段から1年前に転落し病院に運び込まれ1年ぶりに目覚める。涌井和沙は同じ一年前の同じ日殺人事件で殺害された。和沙は森の体に10日の限定で恋人の早田慎介のもとに戻り未解決の犯人捜しを始める。犯人を逮捕することになるのだが、最後に大どんでん返しの真実が和沙からの未来への手紙で明らかになる。