「桜疎水」 大石直紀

2017年3月20日初版1刷発行
発行所 光文社
著者 1958年静岡県生まれ。

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 表題の物語を含め6編の短編集。「桜疎水」は20年前大学の同級生と結婚を約束した彼女が交通事故によるやけどの怪我によりひどい姿になってしまう。そのことが原因で二人は離れてしまった、母親の死により帰国した男は母の死に際に言った言葉が気にかかり20年ぶりに彼女の自宅を訪ねると、思ってもいなかった彼女と再会する。二人は20年前を思い出しながら疎水のわき道を歩いた、そして男は再び彼女に求婚する。