「キャプテンサンダーボルト」 伊坂幸太郎・阿部和重

2014年11月30日 第1刷発行
発行所 文藝春秋
著者
 伊坂幸太郎 1971年千葉県生まれ 08年「[ゴールデンスランバー]」で第5回本屋大賞
       他に「[死神の浮力]」など人気小説多数。
 阿部和重  1968年山形県生まれ。「グランド・フィナーレ」で第132回芥川賞を受賞。


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 この作品は二人の著名な作家が共同して作品に仕上げたものである。どうやって書いたのであろうか、テーマ、舞台、作品の流れ、いわゆる起承転結を定めて節ごとに書き上げたのか。全編後編と分けて書いたのか。非常に興味がある。文章に特に「癖」はなく。ここは誰が書いたのかということはぜんぜん読者には解らない。

 作品の舞台に使っているのは二人の共通で土地勘のある宮城・山形を舞台に描いている。

 小学校時代の野球仲間が大人になって偶然に再会した。二人とも金銭に困っており、一攫千金が到来したということで、お宝が眠っている蔵王五色沼に向かおうと決めた。
 五色沼周辺は現在立ち入り禁止になっている。そこは村上病という感染症の危険があるということだった。