「純喫茶一服堂の四季」 東川篤哉

2014年10月8日第1刷発行
発行所 (株)講談社
著者 1968年広島県生まれ。2011年「謎解きはディナーのあとで」で第8回本屋大賞を受賞。


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 鎌倉駅から少し離れたところにある、純喫茶「一服堂」の美人バリスタ安楽椅子(あんらくよりこ)は人見知りで店はいつも閑古鳥が鳴いている。が、この美人バリスタは難事件を解決する安楽椅子探偵である。
 春、夏、秋、冬と四季それぞれに起こった事件を見事に解決、傑作推理小説である。
 冬編「バラバラ死体と密室の冬」では30年前に起こった事件に疑問を解きに一服堂を30年ぶりに訪れた夕月茜刑事(今は署長)に事件の詳細を聞いた安楽椅子は見事に密室殺人の謎を解くのであった。