「北の街物語」内田康夫

2013年8月10日 初版発行
発行所 中央公論新社
著者 東京都生まれ。
 本書で著作数は160冊。07年著作総発行部数1億冊越えを達成する。

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 本作品も「旅情ミステリー」浅見光彦が活躍する。題名からして北海道のどこかをステージとする物語と思しきや浅見光彦の地元、東京都北区を舞台としている。
 
 光彦はルポの取材に赤羽の蕎麦屋に出かけ、そこで高校時代の1年後輩と出会う。後輩の実家である銭湯で出会った母の知り合いから奇妙な依頼を受ける。妖精というブロンズ像が忽然と消え、探して欲しいという。調査する中で奇妙な数字が出てきた。3731

 この数字の謎が謎を解くキーワードなのか?
 いいとこのボン光彦と、絡んでくる美女たち。テレビでも人気のシリーズ。読者を飽きさせないストーリーはさすが1億冊以上発行する人気作家の著書だと感心させられる本書である。