「BUOYANCY OF DEATH 死神の浮力」 伊坂幸太郎
不慮の事故での死、自殺については死神が1週間当該者を調査し、死することが「可」なのか「見送り」にするのか決定し、人間が死を迎える時を見届けるためにその場を訪れる。という設定のもとに物語は進む。
自分の娘を殺された小説家夫婦と加害者が主人公。逆転判決により無罪となった加害者が被害者夫婦をいたぶることに喜びを感じ益々過激になる。小説家夫婦は敵討ちを計画し加害者に接近する。繰り広げらるバトル、しかし無情にも死神が下した死の「可」を下したのは小説家、犯人には「見送り」を下し、今後20年の寿命を保証することになってしまう。