「海賊とよばれた男(上)」 百田尚樹

2012年7月11日 第1刷発行
講談社

著者 1956年大阪生まれ。

 この本の存在は発行初期から認識はしていたが、何故か読む気にならなかった。賞を受賞してもまだその気にはならなかった。たまたま行きつけの図書館で話の中で薦められ読むことになった。
 で、実に読んでよかった。ノンフィクションは好きくないという、頭書からの否定・思いこみはもうよそうと反省しきり。


 
イメージ 1




この小説は「出光興産 出光佐三氏」の半生記を描いたノンフィクション物語である。
この人がいなかったら、戦後の日本はどうなっていたのかと思ってしまう。

(上)は大学に入る頃から企業をおこし大東亜戦争終戦までと、終戦直後の混乱した時代までのⅡ章に分けて描かれている。