「私の嫌いな探偵」 東川篤哉

2013年3月20日 初版第1刷発行
発行所 (株)光文社
著者 1968年広島県生まれ

 初出は2編が「宝石 ザ ミステリー」3篇が「ジャーロ

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 本書は烏賊川市シリーズになる。
 二十代半ばで美人オーナー二宮朱美とビルに入居するイケてない名物探偵鵜飼杜夫が活躍するミステリー小説。
 鵜飼は浮気調査などはあまり乗り気でないが、事件性のある依頼になるとがぜんやる気を起こす。鵜飼自体は冴えないが周りに助けられ事件を解いていく。朱美は滞りがちな家賃の確保?根っから事件好き?なのか探偵事務所に入り浸り。そんな二人の掛け合いがこのシリーズの妙である。今回の本書も期待通りの軽さで楽しませてくれた。