「秘密結社にご注意を」 新藤卓広

2013年2月26日 第1刷発行
発行所 宝島社

著者 1968年宮崎県生まれ。


第11回『このミステリィーがすごい!』大賞優秀賞作品。受賞作名は「或る秘密結社の話」。加筆し出版された。


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 現職大臣と医療従事者会長とが結託し闇の臓器移植が行われた。事実を告発しようとした医師も殺された。
 臓器提供者は屑のように殺された。殺された男の娘は事実を公にしようと秘密結社を創設する。結社の要因に集められたのは、ストーカーの疑いをかけられ職を失した男、むちゃくちゃ強い元ヤクザの男達。
 物語の冒頭は内容が見えてこない秘密結社。やっと最後の章で設立の目的などが明らかになって行く。