「生存者ゼロ」  安生正

2013年1月24日 第1刷発行
宝島社

著者 1958年京都府出身


第11回「このミステリーがすごい!」大賞作品。
受賞作名は「下弦の刻印」で加筆し題名を変更発行される。

優秀賞「或る秘密結社の話」新藤卓広(しんどうたかひろ)
 「秘密結社にご用心(仮)」として2013年2月発刊予定
   
   「石の来歴」 深津十一(ふかつじゅういち)
 「童石をめぐる奇妙な物語(仮)」として2013年3月刊行予定



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 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と、感染症学者の冨樫博士らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられた。北海道本島も同様の事件が起こり、彼らはある法則を見出す。
 しかし、原因となるものが見つからないので対処方も見つからない。再度石油採掘基地を調べたところ意外な昆虫を発見した。

 この小説は、壮大なスケールで「未知の恐怖」との戦いを描くパンデミック、パニックスリラー小説である。これを映画化したらきっと面白いであろう。