「ソロモンの偽証 第1部事件」 宮部みゆき

2012年8月25日発行
新潮社
著者 1960年東京生まれ

初出「小説新潮」2002年10月号~2006年7月号


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ソロモンの偽証は全三冊からなる。今日現在二冊目まで刊行されている。本書は740ページに及ぶ超長編であるが非常に面白く読み応えがある。読み応え有りすぎて大変ですが是非読まれることをお薦めします。

 12月24日クリスマスの夜、雪の降り積もった校庭に生徒の遺体が見つかった。生徒の名前は柏木卓也城東第三中学校2年生14歳。柏木はひと月前から不登校の生徒であった。
 柏木卓也はひと月前に同校同学年の不良生徒3人組と争った後から不登校になっていた。
 警察は自殺だと断定した。しかし、匿名の他殺を示唆する告白状が学校、同級生に届くことから混乱が始まる。状況から見ても嘘の告白だということが警察、学校とも結論を出すが、もう1通告白状が担任教諭の元に届けられていた。しかし、告白状は教諭が見る前に
教諭の隣人により盗みとられ、マスコミに送付されてしまう。
 マスコミによる決めつけによる取材で、更に犠牲者を増やすことになる。
 柏木卓也の死の真実は何なのか城東第三中学のクラスメイトは真実を求め動き出し始める。
 ここで第1部事件は終わり、第2部へと繋がる。

こんな中途半端な・・・・ 2部を読みた~いよ。


ソロモンとは何故この本の題名になったのか今のところ未だ理解できない。
ソロモン大王、ソロモン諸島・・・