2011年11月24日 第1刷発行
宝島社
著者
柚月裕子
1968年
岩手県生まれ
初出
第1話「樹は見る」第2話「罪を押す」
別冊宝島「このミステリーがすごい」
2011年5月、2010年12月
第3話「恩を返す」第4話「拳を握る」第5話「本懐を知る」は書き下ろし
以上の5話で構成
地方検事の佐方貞人の父は横領弁護士の汚名をきたまま獄中死した。我欲に走らずひたすら恩を返そうとする人たち、検事の正義ではなく人の正義を貫こうとする検事佐方。
読後気持ちの良い作品である。柚月さんの「最後の証人」も読みましたがこれも好きな作品でした。この作品では佐方は弁護士で登場しています。