「化合」 今野 敏

2011年7月7日 第1刷発行
講談社

著者 今野 敏(こんの びん)1955年北海道生まれ



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公園で殺人事件があった。自ら検事が捜査を指揮し1人の男が逮捕された
検事は自白を引き出そうとし、ついに自白をさせた。
捜査にあたる刑事の中には他に容疑者があるのではないかと密かに
捜査をする。

起訴することができるのは検事だけ。自白だけにしか目を向けない検事に
どうやって真実に目を向けさせることができるのか。
冤罪を作らないために、検事の権限の壁に挑み、真実を追求奮闘する刑事の物語。

大阪特捜部の問題がクローズアップされたこともあり
検察、とりわけ検事しだいで無実の犯罪者が作られるという危険性を
示唆している。