プラチナデータ 東野圭吾

2010年6月30日 第1刷発行
この作品は『パピルス』(2006年12月号~2010年4月号)に掲載されたものを加筆・修正された。
発行所 幻冬舎

信じられるのは、科学科、自分自身か
確信は疑念に、追う者は追われるものに。
全ての謎は、DNAが解決する。

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DNA法案が国会で可決され、警察庁ではDNA捜査システムを導入する。
全ての国民のDNAを登録することによって犯罪の抑止と事件解決を容易にしようとすることが目的であった。
全ての国民が登録されてなくても親類縁者が登録されれば国民皆登録と同じことになるのだが・・
 だが、ある事件が発生したときどうしてもデータが一致しないケースが出てきた。
何故なのか。『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀。

そこには、為政者の思いが見え隠れする。


次から次と東野圭吾氏は新たなミステリーの世界を見せてくださる。
この人の頭の中はどうなっているのだろうか。
ミステリー小説フアンの読者としては、氏の新刊は常に注目しなければならない。

やっぱり読んで期待を裏切らなかった1冊である。