カッコウの卵は誰のもの 東野圭吾

カッコウの卵は誰のもの
著者:東野圭吾
1958年大阪府生まれ

2010年1月25日 初版第1刷
発行
発行所:(株)光文社

初出:「バーサツ」2004年10月号~2005年12月号、2006年2月号、3月号
小説宝石」2006年12月号~2008年2月号
(初出時のたいとるは『フェイク』。単行本化に際し改題。

図書館で2月に予約したのがやっと手元に来ました。
後に56人待っておられるそうです。

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 カッコウは、他の鳥の巣に自分の卵を産んで他の鳥に育てさせるそうです。これを托卵(たくらん)というとのこと。
 物語は3組の親子が出てきます。人は皆最大の努力をしつくしたその先は、その人が受け継いだ遺伝子の持つ能力に左右される。
 金メダルが取れるスキーヤーを育てるために遺伝子の持つあるパターンのを研究しようとしている企業と2人のスキーヤー白血病のため骨髄移植を模索する親子。骨髄移植は親子よりも兄弟が最も適合の確率が高いとされる。
 19年前に起きた、病院で生まれたばかりの乳児誘拐事件。
 物語は3組の親子の人生をパズルのように解いていくように進んでいく。あっと驚きの結末。相変わらずの東野圭吾ワールドです。一気に読み終わってしまいます。