「製鉄天使」桜庭一樹

製鉄天使
発 行  2009年10月30日初版
発行所  東京創元社

著 者  桜庭一樹 1971年7月26日 鳥取県生まれ 38歳
     2008年「私の男」で第138回直木三十五賞受賞

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この本は著者が語っているように「赤朽葉家の伝説」を本編としての派生作品である。
この本を読む前に、まずは本編である「赤朽葉家の伝説」を読むことをお勧めします。

著者のことば


赤朽葉家の伝説」の最初の原稿から、こつぜんと(?)消えた、幻の真っ赤な第二部「エドワード族の最後」。(いや、最初は、本当にこういうタイトルでした……)
 暴走族の抗争部分があまりに長かったために、100枚ほど削って、別のエピソードを入れて「巨と虚の時代」として改めて完成したのですが、その幻の“赤朽葉毛毬の中国地方制覇の物語”を、このたびこうして、スピンオフ”赤緑豆小豆の物語「製鉄天使」”として一冊の本にまとめることができました。
「時なんて、超えるぜ。だって、あたしら、えいえんなんだ」
小豆っ子の後をついて、天使チャンの仲間となり、ひととき、ともにぱらりらぱらりらと4649号線を爆走していただければ、幸いです。
行くぜい、天使チャン達!