贖罪 湊かなえ

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出版 東京創元社
初版 2009年8月15日
 感情に任せて放った一言が、言葉を受けた人の人生に
重くのしかかって、その人の人生を狂わせてしまう。
そんなつもりで言ったのじゃないのよ・・・
ていっても
よくあることだが、言葉の重さと恐ろしさを感じさせられる。

著者の言葉
「コンプレスをもった子供が、そのコンプレックスに命を救われたら、その後どのような人生を送るのだろう。外見の小さなコンプレックスなど、年を重ねるにつれて、忘れたり、どうでもよくなって行くことのはずなのに、逆に重くのしかかって来ることになることになるかもしれない。その子供が「償い」をしなければならない状況に置かれたら、どんな手段を選ぶだろう。そんな話を書きたいと思いました。小さな田舎町を舞台に。」