渓畔林を歩く

先日の9月28日(日)に森林文化アカデミー主催の
生涯学習講座「渓畔林を歩く」に参加してきました。
参加費は保険料の50円のみ。
美濃市のアカデミーから観察地の高山市清見の西ウレ峠までは約1時間半アカデミーのバスに揺られて移動しました。
昼食は途中森の中でとるので持参。
標高1千メートルの高地ですので当日は非常に寒い1日でした。


まず森林には多くのタイプがあり様々な視点で分類が行われます。
構成種の特徴から分ける場合には、落葉広葉樹林、常用針葉樹林、常緑広葉樹林などに
分類することができます。

また、気候帯によって分ける場合には、暖温帯林、冷温帯林、熱帯林といったように分類されます。
さらに、特徴的な立地に成立する森林については、その立地環境によって分類されることがあります。

渓畔林とは・・・

水辺周辺の豊富な水分環境のもとに成立、分布する森林を水辺林といいます。
水辺林は、地形などから次のように分けられ、渓畔林はその要素のひとつです。

渓畔林
山地河畔林
河畔林
湿地林
湖畔林

渓畔林は河川上流域の谷底や谷壁斜面にある水辺林。
ブナの優占する落葉広葉樹林の渓流周辺の水辺林に対応します。
サワグルミ、トチノキ、カツラが林冠木の主要な構成種です。

渓畔林を構成する代表的な樹種
トチノキ
サワグルミ
カツラ
オヒョウ
ハルニレ
ケヤキ
シオジ
フサザクラ
ケショウヤナギ
ヤマハンノキ
ヤシャブシ

観察地で見られた樹木
上記のほか
サワラ
イチイ
ミズメ
クマシデ
シラカバ
サワシバ
ホオノキ
ノリウツギ
ヤマアジサイ
イワガラミ
ナツツバキ
キハダ
コハウチワカエデ
イタヤカエデ
オオモミジ
コミネカエデ
ウリハダカエデ
メギ
フユイチゴ
マユミ
シナノキ
エゴノキ
サワフタギ
ゴマギ
トリアシショウマ
サラシナショウマ
ウワバミソウ
ウバユリ