クライマックスシリーズはペナントレースをつまらないものにした(原因者は巨人)

今年のセントラルリーグ

公式戦は中日の優勝で終了した。

07年セントラル・リーグ公式戦成績は
1位 中日 83勝64敗1分け 0.565
2位 巨人 80勝66敗2分け 0.548
3位 阪神 74勝68敗4分け 0.521
ペナントレース終盤になると
144試合で1位にならなくても3位までに入れば
日本シリーズに出られるので、それに対応すべく
戦い方になってしまった。

CSがなければ必死に144試合の中で決着をつけようと
したのに残念である。
144試合は次の戦いの為の順位付けでしかなかった。

このようになることは予想されたため、CSの導入反対を落合監督はしていた。
導入という方向がきまった時には1位のチームにアドバンテージをと
主張したが入れられなかった。

この背景には、巨人は中日阪神には勝てないという当初の目論見があったのではないか。
3位になればあわよくば日本シリーズにでられる。
アドバンテージなんか与えたら不利。
全ての目論見が外れてしまったわけだ。


落合中日は(阪神もであるが)昨年まで日本シリーズ(短期決戦)が始まるまで
パリーグにまたされた教訓を生かして144試合はCSシリーズまでの
戦いへのプレリュードであるしかないと戦略的に戦ったと、うがった見方も出てくる。

巨人はCSまで何日間も待った。去年、一昨年の中日、阪神も待った。

話をまったく変えるが中日はナゴヤドームになってから戦い方や戦力を変えてきた。
阪神ラッキーゾーンを撤去してから同様である。
両チームはその後安定的に強いチームであり続けている。
巨人はこのままでは継続的には強くなれない。東京ドームが狭すぎるのだ。
戦い方、戦力がかって川崎球場を本拠地として三原魔術で優勝した大洋ホェールズと重なって
見えてくる。
思い切って外野の前10列ぐらい撤去してグランドを広げたほうが良い。
とにかく144試合+3試合+5試合を意識して1年間通して戦った落合監督
すばらしい采配で今年のセントラルリーグは幕を閉じた。

来年こそはペナントレースの面白さを復活すべくCSは今年かぎりで
やめて欲しい。

落合監督は昨年からそのように発言しているし最も望んでいる監督である。
あくまで144試合でということにこだわりつづけ、CS優勝にもかかわらず「胴上げ」を拒否した
のには落合監督のペナンとレースとはこういうものという
主張が表れている。


アジアシリーズは東京ドームのようなど狭い球場で行なうのはどうか。

また、このようなゲームを主催するのは企業ではなく機構が行なうべきで
日本だけでなくサッカーのACLのようにホームとアウェイでやって初めて
アジアチャンピオンではないか。

正直言って韓国、台湾、中国ではこのコナミ杯というのは評価や知名度あるのか疑問
ただ単なるカップ戦でしかないのでは
だったら、144試合で1位通過の巨人がコナミカップ杯にでれば良い。
今からでも得意のルール改訂(正ではない)をすればよい。